メガネのフレームが折れた

僕はメガネを掛けている。

先日、レンズを水洗いして、水滴を取ろうとして縁の部分を掴んで上下に振ったら、右側の縁が折れた。

何処にもぶつけていない。おそらく金属疲労だろう。僕の顔の歪みで、メガネの右側部分だけダメージを受けて縁の真ん中ぐらいでポキリと折れてしまった。折れたのは平日の出来事で、仕事があるため眼鏡屋に行くことが出来ず、しょうがないからセロハンテープで止めておいた。案外数日はそれで乗り切ることが出来た。

そして休日に眼鏡屋に行って右側の縁部分を注文した。約3000円だった。一週間後に届くらしい。

ちなみに僕の視力が悪くなったのは高校2年生ぐらいからだった。裸眼で0.1ぐらいか。

特に何かをしたというわけではない。遺伝と思われる。僕の父も兄も視力が悪いのだ。

しかし高校生の時はメガネをほとんど掛けなかった。少なくとも学校では全く掛けなかった。何となく恥ずかしかったのだ。今まで掛けてなかったのに急にメガネを掛けることに、周りの反応が凄く気になった。今考えてみるとただの自意識過剰だ。何故そんなことを気にしていたのか。

だから当時の僕はモノ凄く目つきが悪かったと思う。やたら目を細めていたのだ。

というわけで同級生の、特に会話しなかった女子生徒達の顔はほとんど視認できていなかった。高校卒業後に卒業アルバムを見て「あ、こいつはこんな顔してたんだ」と思ったぐらいだ。

そして僕が普段からメガネを掛けるようになったのは、高校卒業後。周りに以前の僕を知っている人がいなくなった時だ。そういう環境なら掛けても恥ずかしくないから。

20代前半ぐらいにはしばらくコンタクトレンズをしていた時期があったが、面倒で煩わしく思ってしまい、いつの間にか辞めてしまった。

今の仕事は、コンタクトレンズよりはメガネのほうが都合が良いと思う。僕は工場勤めをしており、自動車部品を溶接機を使って製造している。その際に火花が散るので会社からは安全眼鏡装着が義務付けられているが、普段からメガネ着用の僕は掛ける必要はないのだ。工場に置いてある安全眼鏡は大きくて煩わしい。視力が悪くて、メガネを掛けておいて良かったと思える数少ない事柄だ、と無理やり思うことにしている。