スズイチのブログ

世間から無視された人へ

高校3年生の時の担任教師が逮捕された。

僕が高校3年生の時の担任教師が逮捕されました。

罪状は脅迫罪。別れた元妻および元妻の母親を脅していたらしい。

 

もっともこの出来事は最近の事ではなく、約20年前の事になります。

しかしネット社会というものは恐ろしく、約20年前の出来事にもかかわらず、今でもその先生の名前をネット検索してみると当時の事件記事がヒットします。

 

その記事によるとO先生(仮名)は離婚直後は元妻に対してストーカーをしていたが元妻の所在が分からなくなると、約8年間にわたり元妻の母親に「妻と別れたのはお前のせいだ」というような内容の封書を送り付け、自宅に押し掛けるなどしていたという。ストーカー行為がエスカレートしてきたので、ついに元妻の母親は警察に通報してO先生は脅迫罪で逮捕された。何とかして元妻とヨリを戻したかったらしい。

 

逮捕のタイミングは僕が高校を卒業してから約3か月後の6月でした。だから当時はびっくりしました。3か月前までは担任の先生でしたから。

 

O先生はどんな人だったのか。

 

普通の人でした。

 

とてもそんな事件を起こすとは思えない人でした。

 

O先生の当時の年齢は約40歳。中肉中背。若干小太り。メガネ着用、短髪刈り上げ。あまり怒ることはなく、若干口数が少ない印象がありました。ちなみに担当教科は社会科。

 

そんなO先生が昼間は高校の社会科教師。夜は自宅にて脅迫の手紙を書き続けていた、というから恐ろしいものです。人は見かけによりません。

元妻の母親に対して8年間のストーカー行為。

8年間です。

いや、いい加減あきらめろよ、という年月ですよ、8年間は。

どんだけ一途なんでしょうか。さすがに飽きるでしょう、8年間は。

教師になるためには勉学に励まなくてはいけません。そのためか人一倍、無駄に持続力だけはあったのでしょう。8年間脅迫手紙を書き続ける持続力。

 

O先生は確かに高3年の時の担任教師でしたが、僕とはあまり会話したことはありません。というか僕は基本的に担任教師のみならず他のクラスメートともあまり会話しませんでした。

 

数少ないO先生の思い出の中で印象に残っているのが親子同伴の進路相談の時です。

僕の進路希望は某私立大学への進学でした。そのことに対してO先生はしきりに「なぜ大学に行きたいの?」と僕に訪ねてきました。

しつこく執拗に「なぜ何のために大学に行きたいの?」と僕に確認してきました。

僕が大学に行く最大の理由は「親が行けと言ったから」です。それ以外にあまり大きな理由はありません。かといってそれを担任教師に打ち明けるわけにもいきません。

僕が黙っていると何度も繰り返し「なぜ大学に行きたいの?」と僕に返事を求めてきました。

当時はO先生がなぜ執拗に聞いてくるのか僕には分かりませんでした。

 

でも僕が実際に大学生になってみて理解できました。

結局のところ、大学とはきちんと将来を見据えて目標を持った人が行くべき場所なのです。僕みたいに「親が行けと言ったから」みたいな奴は通用しないのです。O先生はきっとそのことを見抜いていたのでしょう。僕の大学生活が無駄に終わる事を予測していたのです。

 

そんなO先生が逮捕されて約20年経ちました。O先生は現在60歳前後になっているはずです。さすがに教師はやっていないでしょう。逮捕されてどのような罰を受けたのか僕にはわかりません。O先生はどこで何をしているのでしょうか。あまり会いたいとは思いませんが、罪を犯して新聞に名前が掲載された人間がどうやって生きていくのか興味はあります。